京都のロックバンド "ザ・クルックーズ"
Last Update : 2013.3.20
千夜一夜物語
2012.10.6発売
※UDON-0300 100yen
1.リリィと灰色
2.千夜一夜物語
#1.リリィと灰色
きれいな夜のはなしに登場する悪魔と少女の出会いのお話。
#2.千夜一夜物語
とある気高い兄弟のお話。眠れない弟に、兄が聞かせた物語とは…
※うそ品番です。タワレコやamazonでは買えませんので、ライブ会場かメールでご購入ください。品番はクルックーズがたまに利用している居酒屋 翠李(http://suirin.vi-king.net/)でお店の看板メニューのうどんを注文したところ、「シメにはまだ早い!」と、3時を回らないと出してもらえなかったことをパロディにしています。ウドン3ジと読みます。
a tale in the beautiful night
2011.7.21発売
※KRSM-1020 1,000yen
1.オオカミの左眼
2.きれいな夜のはなし
3.鯨
4.ほしがみるゆめ
5.さかさまの世界
#1.オオカミの左眼
マーチングのイントロから始まるクルックーズ的ジャジーナンバー。
ライブではセルフイントロダクションとして定番曲になってます。雨が降ってる午後におすすめ。
#2.きれいな夜のはなし
アルバムタイトルになっているリードナンバー。
純粋な悪魔と目の見えない少女のきれいでせつないおはなし。さむい冬の夜におすすめ。
#3.鯨
ギターのスライド奏法が栄えるどっしりしたハードナンバー。
海が荒れている日におすすめ。
#4.ほしがみるゆめ
シンプルなポップナンバー。やさしくも力強い歌です。
ライブでめったに演奏しないのでぜひCDで聞いて下さい。眠れない日の夜空におすすめ。
#5.さかさまの世界
ライブの最後に演奏することが多い迫力ある曲。ぜひライブで聞いて下さい!!泥酔しそうな時におすすめ。
※うそ品番です。タワレコやamazonでは買えませんので、ライブ会場かメール連絡でご購入ください。品番はクルックーズがよく利用している居酒屋くれしまの店長をパロディにしています。クレシマテンチョーと読みます。
機械仕掛けの神様と 頭のネジ外れた人
お人好しの盗賊団 やまねこのバイオリン弾き
狂ってた みんな 狂ってた
ぼくらはここを抜け出し
おびえた暮らしをやめる
目的地は船の上 目的地は船の上
知らない言葉を話し
さかさまの顔で笑う
行き先は船の上 行き先は船の上
揺らされて 流された みんなが 狂ってた
ぼくたちは ぬけだした さかさまの その世界を
遠い国へ 吹く風にのせ
ぼくのすべて 流されてゆく
揺らされ流され震わせ狂わせ
揺らされ流され震わせ狂わせ
むかしむかし、あるところに
悪魔が一人、暮らしてた
花を愛で詩を詠む彼のことを
すべての悪魔がさげすんでた
ある時彼は友達が欲しくて
少女の夢の中に潜り込んだ
彼女は生まれつき目が見えなくて
だから彼を見て怯えることもなかったんだ
それから彼らはすぐに仲良くなり
毎晩楽しくおしゃべりしてた
彼女の夢は絵を描くことだったんだけど
でも彼女の世界には色がなかったんだ
だから彼はたくさんの花を摘んできて
それで彼女の世界に色をつけたんだ
空はサフィニア、瞳はヒナゲシ、ハルジオンの月
とてもきれいな夜だった
凍えそうな月の夜 大人たちの行き先
白く欠けた月の下 少女が眠る
だけどある晩、彼女の母親が
娘の部屋の扉を開けてしまったんだ
ちょうどその時、彼は彼女の夢の中に
入るところを見られてしまったんだ
母親はとても悲しかったけれども
でも結局娘を差し出す事にした
その夜、村の大人たちはすぐに集まった…
凍えそうな月の夜 大人たちの行き先
白く欠けた月の下 少女が眠る
リリィと灰色
十字架の見える丘
灰色の夕焼け
たまにやってくる野良猫と、十粒たらずの星
ぬるい風
日に三度の飯
僕に許された世界はそれだけで、あとは鉄格子と壁しかなかったんだ
あるとき僕は彼女を見つける
彼女は黒髪をなびかせ、オレンジ色の音をたてた
悲しそうな音
誰かをさがす声
僕はこれが夢じゃないかと不安になってくる
誰かをさがす声は鳴り止まない
僕はこれが夢じゃないかと不安になってくる
彼女が呼んでるのが僕の名前に聞こえてさ
だから僕はこれが夢じゃないかと不安になってくるんだ
僕は鐘を鳴らす
彼女に聞こえるように
そしていつまでも踊り明かすんだ
なぁ、僕はこれが夢じゃないかと不安になってくるよ...
いざ向かわん 鐘を鳴らせ
透明な産声をあげよ
僕らは迷い子のように
カンパニュラとともに揺れよう さぁ...
千夜一夜物語
その日も兄弟は歩いていた
日が昇ると同時に歩き始め、日が沈んだらそこで終わり
少しだけ他愛のない話をして、次の日に備えて眠る
そんな生活がもうずっとずっと続いていた...
その日はまともな食事にありつけなかったんだけど
兄はいつもどおり、鳥たちにご飯を少し分けてあげたんだ
さすがに弟は悲しそうな顔をしてたよ
でも寝る前に一つ
物語をしてやると言ったら喜んで眠る準備を始めた
そして兄弟は同じ寝床にもぐりこんだ
あそこに青白い星があるだろ
あれがレグルス 獅子の心臓さ
むかしむかし
まだあの心臓が真っ赤に燃えていたころの話さ
いつものように獅子は立派な髪飾りをつけて
あの夜空を走り回っていたんだ
月だけが彼よりも輝いていてさ
だから彼もしばらくはおとなしくしてた
でもその日ついに
彼は天の川を越えて街に飛び込んだんだ
星の街じゃないよ
僕らが今目指しているあの街に飛び込んだんだ
だからもう街は大騒ぎさ
金色の獅子が街を駆ける
屋根に登る
時計塔によじ登る
世界が震えるような声で大きく叫ぶ
大人たちはおびえて、子どもたちははしゃぎまわる
魔女たちは箒に乗って追いかけるけど
でも獅子は流れ星になって逃げるんだ
つられてほかの星たちも下りてきたよ
くまの親子、鳥のつがい
そして英雄に退治された化け物たち
でも夜明けとともにみんな空へと帰っていった
それ以来あの街には色んな星がやってくるって話さ
そして兄弟は眠りについた...
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